年会費永年無料

TIPS「年会費永年無料」について

クレジットカードの年会費って？

クレジットカードの年会費と言うのは、そのカードを保有するために必要な料金のことです。

カードにはゴールドやプラチナなど様々な種類がありますが、基本的に「一般カード」や「ベーシックカード」という名前が付いているカードは、年会費無料であることが多いです。

また、クレジットカード会社が自ら発行するカードは「プロパーカード」と言い、無料でないことのほうが多いです。プロパーカードではないカードはだいたい「提携カード」と言います。提携カードには、有料のものもありますが、だいたいは無料のものが用意されています。提携カードは例えば、楽天カードといった通販系カードや出光カードといったガソリンカードなど、クレジットカード会社となにかの会社が提携して発行しているカードです。

年会費無料にもデメリットがある

年会費無料のカードは、年会費が有料のクレジットカードに比べて、受けられる特典や優待サービスなどが少ないことが多いです。その分、年会費が無料になるということですね。例えば、年会費有料のクレジットカードと比較すると、下記のようなデメリットがあることが多いです。

・国内と海外の空港のラウンジサービスを無料で利用できない
・ポイント還元率が低い
・旅行傷害保険が手厚くない（補償金額が少ないとか、そもそも付帯していない場合も）

年会費無料にも種類がある

年会費無料にも種類があります。「永年無料」とはその名の通りずっと無料ですが、「初年度無料」や「条件付き年会費無料」や「条件達成で割引あり」というのもあります。

初年度無料では、申し込んだ年だけ無料で、翌年以降は年会費が発生します。

「条件付きで年会費無料」や「条件達成で割引あり」というのは、決められたサービスを利用したり（WEB明細サービスやリボ払いなど）、年間の利用金額が一定額以上だったりすると、年会費が無料になったり割引されたりするものです。

その他、キャンペーン期間中に申し込みをした場合には、年会費が永年無料になるというケースもあります。例えば、三井住友カードは、最短5分で発行されるスピード発行がメリットですが、通常は年会費が発生します。ただし、時々開催される入会キャンペーン期間中に新規申し込みをすると、年会費が永年無料になることもあります。キャンペーンは上手に活用したいですね。

年会費無料のメリットは「保有コストゼロ」

年会費が永年無料のカードは、優待という面では年会費有料のカードに劣るかもしれませんが、なんと言っても無料で持ち続けることができるので、クレジットカード保有のコストがかからないのがメリットですね。必要な時にだけ使う、サブカードとして持つこともできます。

年会費無料でも好条件のカードがある

年会費無料でも、優待や保険の面で条件の良いカードがあります。

例えば、ポイント還元率で言うと、楽天カードは年会費無料ですが、ポイント還元率が高く1%です。同様に、REXカードも、年会費無料カードですが、還元率は最低でも1.25%と高く設定されています。

旅行傷害保険の面で言うと、同じく年会費無料のエポスカードは、海外旅行傷害保険が自動付帯です。自動付帯というのは、そのクレジットカードを持っているだけで、海外旅行中に入院した場合などに補償されるというサービスです。年会費無料で自動付帯というのはなかなかない好条件と言えますね。

その他、普段よく使うサービスがお得になるカードは、年会費無料ならぜひ持っておきたいところです。例えば、旅行の時には「じゃらん」を使うことが多いとか、美容室は「ホットペッパービューティ」を使っているなど、リクルート系のサービスを普段から使っているなら、ポイントがアップしたり優待があったりするので、リクルートカードはぜひ持っておきたい一枚と言えます。

年会費無料カードでもセキュリティの強さは変わらない

年会費無料のカードだとセキュリティが心配、という方がいらっしゃいますた、キャッシュレス化が進められ、誰もがオンラインショッピングを使うようになった現在、クレジットカードのセキュリティ自体はどんどん強固になっていっています。それは年会費が無料でも有料でも変わりないと言えるでしょう。

ネットショッピングが多い方や、海外のネットショップを使うことが多い方は、ネットショッピング用の仮のカード番号が発行されるようなクレジットカードを持つといいでしょう。

例えば、年会費無料のエポスカードは、「エポスバーチャルカード」というサービスが提供されており、ネットショッピング用に仮のカード番号を発行することができます。

セキュリティの強固さは年会費によって変化しませんが、クレジットカードに付帯する保険の補償金額は変わります。一般的には、年会費有料カードの方が付帯する保険の内容は手厚いので、高価なものを買うとか海外旅行に行くなどの場合は、付帯保険を確認しておくと良いでしょう。

追加カードについては、年会費無料とは限らない

年会費無料のカードであっても、家族カードやETCカードといった追加カードは、発行に手数料や年会費が別途かかることがあります。

もちろん、年会費無料カードでも、家族カードやETCカードが無料で発行できて年会費もかからないものもあります。例えば、楽天カードは、本人カードも家族カードも、両方とも年会費が永年無料で使うことができます。楽天カードは、ETCに関しては年会費がかかりますが、ポイントのランク次第では、年会費無料になります。

また、そもそも年会費無料のカードには、家族カードの発行ができないカードもあります（ファミマTカードなど）。家族カードやETCカードが必要な方は、入会の申し込みをする前に確認しておいた方が良いですね。

年齢限定カードは途中で年会費有料に切り替わることも

年会費無料のカードであっても、年齢限定カードの場合は、ある一定の年齢に達すると、年会費有料のカードに切り替わることがあります。

年齢限定カードというのは、新規入会の対象が学生や若年の方だけのカードのことです。通常はある一定の年齢を迎えると、ワンランク上のカードに切り替わることが多いと思います。もちろん、希望しない場合は、一般カードに切り替えたりできることが多いので、さほど心配しなくてもいいと思われます。