クレジットカードを作りすぎるとどうなる?

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クレジットカードっていっぱい作っていいの?

「クレジットカード 作りすぎ」と調べる方は、以下のような疑問を持っていることが多いです。 あなたも同じような疑問をお持ちではないでしょうか?

  • 作りたいカードが複数あるけど、クレジットカードって何枚でも作れるの?
  • 入会特典が魅力的なので、あのカードもこのカードも作りたい!けど、本当に作っても大丈夫?
  • 一度に何枚も申し込んでも平気?

上記のようなお悩みや疑問を解決しないまま、クレジットカードを無計画に申し込んでいませんか?

この記事を読むと、クレジットカードの特性やクレジットカードをむやみに申し込むデメリットが理解できますよ。

読み終えた頃には、
・クレジットカードを作りすぎるデメリット
・クレジットカードの持つ信用性
について、はっきりと理解できているはずです。

そうすれば、クレジットカードをうっかりむやみに発行して思わぬことにならず、スマートなクレジットカードライフを送ることができるようになりますよ。

クレジットカードの限度額の増額に影響があるかも

旅行や家電など大きなお買い物をする時に、クレジットカードの限度額を増額したいことがありますよね。

高額な買い物だと貯まるポイントも大きくなりますし、現金を用意しなくてすむため防犯的にも安心できるので、普段は現金派の方もこういう時はクレジットカードを使うという方も多いと思います。

金額が大きいお買い物する場合は、通常はクレジットカードの限度額を増額することになります。

クレジットカードの限度額を引き上げる時には、新規申し込みをした時のような審査があります。

この審査基準は非公表なので断言はできませんが、一般的にはクレジットカードをあまりにも多く持っていると、いざという時に限度額を引き上げることが難しくなると言われることがあります。

クレジットカードはたくさん持っているけど、実際使っているのはほんの2〜3枚、という方も多くいらっしゃると思います。

使ってないのだから、増額の審査には関係ないのでは?と思われるかもしれませんが、使ってはなくて使える枠は持っていると判断されてしまうことがあるかもしれないのです。

信用情報(クレヒス)が悪化することも

クレジットカードは複数持っているけど、引き落としできなかったことはない、という方は問題ありません。

しかし、クレジットカードを自分で管理できないほどたくさん所有していると、うっかり引き落としできず支払い遅延になってしまった、ということも起こりえます。

クレジットカードの支払遅延は、信用情報が悪化する原因の一つとなりえます。

「信用情報」というのは、クレジットカードやローンの申込みに関する情報です。クレジットの契約内容や支払い遅延の有無、キャッシングの履歴、ローンの残高などの情報が含まれます。「クレジットヒストリー」を略して、「クレヒス」と言われます。

クレヒスは複数ある信用情報機関に記録されていて、クレジットカードやローンを申し込むと、この情報が参照されて審査に影響することになります。

クレジットカードの支払いが遅れたり、住宅ローンの返済が滞ると、このクレヒスに悪い情報が蓄積されてしまいます。クレヒスに良くない情報がたまっている状態は、いわゆる「ブラック」と言われていますね。クレジットカードの審査がなかなか通らないという方は、「クレヒス」が「ブラック」の状態であると言われています。

「ブラック」があるなら「ホワイト」もあります。ある一定の年齢以上にもかかわらず、クレジットカードを発行した履歴がない状態を「スーパーホワイト」と言います。

クレジットカードを複数枚持つメリットがある

どんなクレジットカードにも、それぞれ特長があります。例えば、Amazonで買い物する時はAmazonカード、楽天市場の時は楽天カード、コンビニ用にファミマTカード、車の給油用にコスモ・ザ・オーパスカード、海外旅行用に年会費有料で保証の手厚いカード。こんな感じで使用するシーンに合わせてクレジットカードを持つと、あっという間に複数枚持ちになりますよね。

クレジットカードを複数枚持つことはもちろん可能ですし、きちんと支払いの管理ができるのなら、複数枚所有すること自体はデメリットはほぼありません。限度額に影響があることを考慮しても、それぞれの利用シーンでポイントが貯まったり割引優待があったりすることで得られるメリットの方が大きいのではないでしょうか。

また、海外旅行が好きな方の場合は、海外では医療費が高額になることが多いので、補償額を合算できるように複数枚持つことがメリットになりますね。

「多重申込」はNG

クレジットカードには新規入会特典が通常あります。ポイント還元だったりキャッシュバックだったり、色々あります。

魅力のあるクレジットカードがいくつもあって申し込みしたいけど、一度に全部申し込んでもいいのかどうか、気になりますよね。

結論から言いますと、クレジットカードを半年の間に複数申し込むことは「多重申込」と言われており、一般的には避けた方が良いとされています。

クレジットカードの審査基準は一般には公開されていないので、一概には言えませんが、短期間に複数のクレジットカードを申し込むことは、クレジットカード会社にとってはリスクのある行為とみなされることが多いようです。

信用情報機関には、クレジットカードの申込みに関する情報が6ヶ月の間保管されています。

信用情報機関は国内に3つしかなく、「CIC」「JICC」「全国銀行個人信用情報センター」です。クレジットカードの支払遅延は「金融事故情報」と言われ、この金融事故情報はこれら3つの機関で共有されます。

ですので、違うクレジットカード会社だから短期間に複数枚申し込みしても大丈夫だろうという考えは、NGとなりますね。

すぐに解約するのは避けたほうがいい

入会特典が欲しくて申し込みしたものの、あまり使わないので、断捨離ついでに解約しようと思う、という方もいらっしゃるのではないでしょうか。

断捨離はすっきりしていいですが、後悔することもあります。クレジットカードは発行してから短期間で解約すると、クレヒスに傷がつくことも。クレジットカードの断捨離はくれぐれも慎重にしましょう。

一般的には発行してから半年は解約しない方が良いとされていますので、目安にしてみてください。

不必要に恐れることはありません、上手に活用しましょう

「クレヒス」「ブラック」「スーパーホワイト」「多重申込」・・・。なんだか怖そうな用語が並びますね。

ただ、不必要に恐れることはありません。

クレジットカードを毎月適切に使うのは、信用を積み上げることに繋がり、将来の大きな出費の際にきっと役立つでしょう。 お得な特典はスマートに享受して、支払いの管理をしっかり行い、良いクレヒスを作りましょう!

まとめ

  • 6ヶ月の間に、複数のカードを申し込むのは避けた方がよい
  • 発行してから半年間は、解約しない方がいい
  • 所有しているクレジットカードは、きちんと把握して管理する

以上、クレジットカードを作りすぎるデメリットについて、説明しました。

これで、クレジットカードをむやみに作って不要なリスクを負うこともなく、スマートにクレジットカードを所有できますね。